5年目の3.11

 あの日のことを想う。
 2時46分発生。長い時間ゆれた。悲鳴の中、早く止まってくれと祈りながら床に這いつくばる。・・・揺れがおさまり、まわりを見渡す。けが人はいないようだ。落下物はほとんど無い。このゆれのわりには、被害はたいしたことないのかなと思った。ここは4階建ての1階のため部屋はそんなに乱れていなかったようだ。2階の様子を見に行く・・・グチャグチャだった。さらに3階、4階に行くとさらにひどかった。でもけが人はいなかった。
 全員の無事が確認され、退去指示がでた。自宅まで徒歩1時間の職場。これは恵まれていた。家族は・・・当時はガラケイ。iモードは強かった。メールは飛ばせた。無事の知らせが返信されてきた。けがはなく家族も無事・・・このゆれが尋常でないことにまだ気づいていなかった。帰宅途中、雪が降ってきた。電気が止まっているので、寒い厳しい夜になると思いながら歩く。
 自宅に着く。部屋に誰もいなかった。家財道具が散乱している。水は出た。自家用車を見に行く。車の中にみんないた!。
 避難場所の小学校の体育館は天井のガラスが落ち、夜空がみえる。避難している人たちでごったがえしている。・・・自分の車の中で一夜を過ごすことにした。
 そして、カーラジオの情報で初めて状況を知ることになる。

 Sgt.Pepperで追悼する。
"With A Little Help From My Friends"
ほんの少しの手助けがあれば何でもできる
"Getting Better"
よくなってきている!
”Within You Without You"
僕たちはひとつだということに気付いたとき生命は豊かにあふれだす 君の内側に 外側に
イメージ 1